2023年度「久米島美ら海環境基金」贈呈式が行われました。

2023年度「久米島美ら海環境基金」贈呈式を、4月23日(火)16時より、沖縄県島尻郡久米島町役場において行いました。
「久米島美ら海環境基金」は久米島産のもずく製品1パックを購入いただくごとに3円(3円の内訳はいずみ・わかやま市民生協様が1円、久米島漁協様が1円、海産物のきむらやが1円)を久米島の環境保護に利用していただくよう、基金として積み立てていくもので、2014年の発足から10年継続している事業です。
2022年度の基金総額は809,508円、2023年度の基金総額は833,487円と約103%の伸長となり、2014年の基金発足から10年間の累計は7,564,677円となりました。また今年は基金10周年記念寄付金として、大阪いずみ市民生協様、わかやま市民生協様より店舗レジ袋収益金1,526,758円も「美ら海環境基金」としてご寄付をいただくことになりました。

2014年の基金発足時に比べ、海水温の上昇に伴い、サンゴと共生している褐虫藻がいなくなることによりサンゴが死滅する「白化現象」、魚の産卵場所になり、水質浄化につながる海草のアマモが激減するなど、この10年で久米島の海の環境が著しく変化しています。
これらの環境変化により4年に亘って「天然もずく」の水揚げがない状態が続いているのも深刻な問題となっています。

環境基金は赤土が海に流れるのを防止する「ベチバー」という植物の植栽、浜に打ち上げられる漂着物を除去する清掃作業などにあてられるほか、「サンゴ礁保全再生活動」にも活用され、さらに今後「アマモ再生プロジェクト」にも活用いただく予定になっております。