境港市と沖縄県伊平屋村の教育交流事業で、同村を訪れた市内の小学5年生16人が7日、事業を支援する海産物のきむらや(同市渡町)を訪れた。
木村隆之社長に思い出を語り、工場見学を通して、伊平屋などのモズクが製品になるまでの工程を学んだ。
交流事業は、伊平屋産モズクなどを加工する同社の働き掛けで、1996年度から実施。夏は伊平屋、冬は境港を互いに訪問している。
16人は7月28日〜31日、現地の児童とシュノーケリングや伝統芸能エイサーを体験し、「ひめゆりの塔」を訪れるなどした。
来社した児童たちは開発研究室や工場で、モズクのぬめり成分であるフコイダンの研究や、モズクのパック詰めの様子を見学した後、沖縄の歴史や文化に触れたことなどを報告。
同村の名誉村民でもある木村社長は、「今後も事業を続けていけるよう頑張る」と話した。
渡小5年の谷田朋香さん(11)は、「海にはたくさんのサンゴがあってびっくりした」と話した。双方の児童は、来年1月下旬、大山でスキー交流を行なう予定。
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