境港市渡町の「海産物のきむらや」(木村隆之社長)で1日、社員華道部の生け花展が始まった。市民にも開放した社屋に、春の訪れを告げるように色とりどりの花々が生けられ、来場者を楽しませている。2日まで。
25年以上続く恒例行事。今回は音楽をテーマに、草月流の山口清沙師範の指導を受け、部員13人と山口師範が、個人やグループで約25点を出展した。
社屋の廊下や階段の踊り場、会議室、社長室も利用して、大作から小品まで、多彩な作品が並ぶ。
サクラやボタン、チューリップといった春の花をはじめ、ドライフワラーなども使った自由な作風で、山口師範は「部員の皆さんの豊かな構想を形にできている」と高く評価。訪れた人たちはじっくりと鑑賞した。
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